孫悟空といえばみなさんご存知、大人気マンガのドラゴンボールの主人公ですね。
この悟空、ナメック星編辺りからいろいろ悟った賢者みたいな感じの不気味なかっこよさを出し始めるのですが、それに伴いセリフもなんかそれっぽい感じになります。
そんな悟空のセリフの中で、特に人気が高いものの代表とも言えるセリフがあります。
今回の記事タイトルでもある2大(?)セリフ
- 「ほんとにそうか?」
- 「だから滅びた」
この2つです。
なるほど、ぱっと見ですでに雰囲気だけは十分なものがあります。
ですが、 この2つのセリフがそこまでかと言うと特にそうでもないと思うんですよね。
両方とも間違いなくかっこいいシーンなんですけど、セリフは別に・・・
ファンの方から反感をかいそうですが、ていうか僕もドラゴンボールのファンなんですけど。
あえてツッコんでいきます。
今回の記事の写真のためにわざわざ実家に単行本を取りに行きましたからね。
歩いて3分くらいです(近い
ドラゴンボールや孫悟空を批判する趣旨の記事ではないのでよろしくお願いします。
「だから滅びた」を悟空がいうのは違和感がある
まずは対フリーザ戦での一言
「だから滅びた・・・」
・・・は?急にどうした?
と思ったのはぼくだけでしょうか。
流れとしては以下↓


サイヤ人のことについてはほとんど知らない悟空が、まるでサイヤ人代表選手みたいに何言ってんの?って思いません?
実際この時点ではサイヤ人代表で戦ってるみたいなものなんですけどね。
なんといってもあの伝説のスーパーサイヤ人になってしまっています。
さらには惑星ベジータを滅ぼされる時、最後まで抵抗したのは悟空の父親であるバーダックです。
そのバーダックの子供である孫悟空(カカロット)が伝説のスーパーサイヤ人に変身してフリーザと対峙しています。
これはもう因縁の対決といって差し支えない。
サイヤ人でありながら、サイヤ人とほとんど関係のない人生を歩んできたはずの悟空。
であるにも関わらず、たくさんの因縁を抱えることになりフリーザとの戦いに挑む悟空。
その悟空が放つ一言が
「だから滅びた・・・」
ふっか。めっちゃ深いわ。
すみません、やっぱ深かったです。
タイトル決めた時点では「雰囲気でアゲすぎだから、大したセリフじゃないから」と思ってたけど今書いてたら深いなって思いました。
いや・・・でもね、サイヤ人のことあんまり知らないのに「オレ、サイヤ人のこと知ってるから」みたいなでしゃばり感はちょっと感じないですか?
ということで、ここまで書いて記事タイトルに【手のひら返しあり】をつけ加えました。
ちなみに、この悟空のセリフは解釈が分かれているようです。
- (殺さなかったから)滅びた。
- (殺したから)滅びた。
僕の考えでは、会話の前後から考えると「殺したから滅びた」と言っていると思っています。
なお、完全にあとづけっぽいですが、悟空の父親のバーダックも超サイヤ人に変身できます。
超サイヤ人に変身したバーダック原作には登場しませんが、実はミニアニメが作られています。
フリーザに殺されたかと思ったバーダックでしたが、実は・・・という展開です。
さらには、フリーザが超サイヤ人を警戒していた理由も明らかになります。
ミニアニメは、U-NEXTで見ることができます。 (令和元年12月3日時点)
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『エピソードオブバーダック』
でU-NEXT内で検索すると一撃で出ます。
配信期間が終わると見れなくなくなりますので、見たい方は早めに登録しましょう。
と言っておきながら、そのミニアニメ自体は大しておもしろくありませんでした。
U-NEXTなら普通のドラゴンボールのアニメも見れるので、どちらかといえばそっちを見た方が楽しめると思います。
「ほんとにそうか?」はいたって普通の返し
続いて、魔人ブウ編でのバビディに洗脳されたベジータ(ていうか洗脳されてなかったけど)と戦ったときのセリフ
「ほんとにそうか?」


これはそこまでじゃないでしょう。
ていうか他に返す言葉がないと思います。
「やっぱりベジータはただのクソ野郎だったぜ…」とでも言いますか?
悟空がベジータのことをわかってるからこそのセリフとか、そういった意見もたくさんあります。
しかし、この悟空のセリフについて僕は一切が普通の返しであると言い切ります。
仮にここで戦っているのがピッコロでもクリリンでもベジータの「いい気分」を否定するでしょう。
悟空とベジータの戦いというシチュエーション、かつ画力も高い鳥山明の書いたワンシーンがセリフをかっこよく演出しているのです。
会話自体は割と普通です。よく読んでみましょう。
冷静に見ると普通なんです。
とはいえ、今までのベジータの所業を知っている我々読者であればこそ、「ほんとにそうか?」は響くものがあります。
悪人だったベジータが少しずつ変わっていくところを見てきたわけですからね。
悟空は正直あんまり悪人のベジータを見てないんですよ。
初めて地球で戦った時は仲間殺されてますが、あとはひどいベジータを見ていない。
ナメック星で1つの村を滅ぼしたのも知らないですし。
ベジータがフリーザに殺される前には「倒してほしい」的なお願いはされるし。
そもそも悟空はベジータをあまり悪人だと認識していないと思うので、なおさらこのセリフは普通の返しに感じてしまいます。
まとめ
「だから滅びた」はかっこいい深いセリフでした。
本当にすみませんでした。
因縁を持たないようでたくさんの因縁を抱えてしまった悟空が放つ一言。
これ以上に深いセリフが存在しようはずもありません。
ですが、「ほんとにそうか?」こっちは僕にはもうひとつ理解できません。
誰でも「ほんとにそうか?」って切り返すシーンだと思うんですよ。
あの時点でのベジータが今さらサイヤ人の王子だとか、残忍な悪人のセリフを言わないことはみんな知ってるはずですからね。
ちょっと持ち上げすぎかなーと思ってます。
でもまあかっこいいのは間違いないです!
というわけで、今回はここまでです。
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