「お金は貯金しても増えないから意味ない」
「どんどん使って自己成長に繋げた方が資産は早く増える」
このような意見が目立っています。
「いや、流石に貯金いるだろ」という風に思ってしまうのは僕だけでしょうか?
実家暮らしで独身で貯金なくても当分へっちゃら!みたいな人だけですよ、全てを自己投資に注げるのは。
ただ、僕は自己投資を否定する気はありません。
それどころか自己投資そのものには賛成です。
しかしあまりにも極端に自己投資を推す意見が多いのではないかなと思っています。
冷静に考えてみて下さい。
お金は全部使えって・・・おかしいでしょ。生活費とかいるし!
貯金はしっかりしながらも自己投資しないと人生あっという間に詰むというのが僕の考えです。
貯金は必要!自己投資だってお金ないとできません
自己投資なんかしなくていいから貯金しろ!という話ではありません。
自己投資をするのは素晴らしいことです。
しかし、自己投資啓発にのせられすぎていないでしょうか?
本屋でもネットでも自己投資を推してくることが多い世の中です。
お金を貯めるよりは自己投資して成長すれば、投資した以上のお金を手に入れることができる。
言ってることはわかりますし、賛成もします。
しかし貯金なんかしなくていいという意見は乱暴すぎるように感じて賛成できません。
例えば僕は結婚してこどももいます。
お金を全部使えば明日からお金が無くてどうするのでしょうか。
多分どうにもならないでしょう。
また、いざという時のために貯金もしていなかったら、投資したい対象がみつかってもそこに投資もできません。
結果として投資のタイミングを逃すことも考えられます。
貯金して何かの事態に備えるというのは至極当然な考え方です。
そして自分のライフステージに応じて、貯蓄と投資のバランスを決める必要があります。
例えば、マイホームのローンが残っている状態で貯金もせずにお金を全て投資に回せませんよね?
どこまで自己投資に使えるのか、日頃から把握が必要です!
自己投資する対象を明確にしないと浪費と自己満足で終わります
自己投資の一切を否定するわけではありません。むしろ必要と思っています。
とはいえ手当たり次第、自己投資という名目でお金を使っているなら要注意です。
お金をかけて投資している「それ」、本当に自己投資でしょうか?
自分を成長させ、今している投資に見合った、もっと言えば投資以上の見返りが期待できるかどうかを考えて自己投資する対象を決めなければいけません。
ここを間違えたら浪費してお金は失い、自分は成長したという自己満足で終わりになってしまいます!
インデックス投資やiDeCo等の普通の投資にお金を回したほうが貯金にもなるしいい場合もあります。
どちらにせよ貯金できるお金を投資に回す以上、ムダなことはあまりしたくないですからね。
自己投資はまずは得意な分野や伸ばしたい分野、仕事に関係することを対象に!
色々と手を出そうとして未知の領域に手をかけていませんか?
新しいことに挑戦するのは悪くないのですが、ちょっとかじって捨てるようなことになってはムダです。
せっかくお金を使うのであれば有意義に使いたいですよね。
というわけで、まずは基本的に得意な分野、これから伸ばして行きたい好きな分野を対象にするのがいいです。
得意だったり好きだったりすると続けられますよね。
投資しても無駄になりにくく、しかも結果を出しやすくなりますよ。
ちなみに僕の場合は不動産投資に興味を持った時期があり、本を買って読んでみました。
で、何も頭に残っていません。
これは間違いなく浪費です。
あとは、今している仕事に関係することに投資していくと、収入面でも成果が大きくなることに期待が持てますね。
成果がでたら嬉しいのでさらに成果をあげようとしてまた頑張れる!
といういい流れが生まれやすいです。
自己投資をしても結果が出る前に諦めてしまうケースは多い!
新しいことに興味を持つとその分野への投資を考えることも出てきます。
新たな分野への自己投資をする時は、そのコンテンツを続けられそうかを考えてみるといいです。
ある程度は続ける意志を持って始めないと結果が出る前にイヤになって辞めてしまうケースがあるからです。
基本的に何をするにしても、すぐに成果につながることは多くありません。
最低でも1年は続ける!のような明確な目標を設定しておかないと大体続きませんので気をつけましょう。
ある程度の期間は継続することが前提条件だと言えます。
ただ、継続期間中にそのことだけに集中したければまとまった貯金があれば心置きなく打ち込めますよね。
ということで、ここでも貯金があればラクになります!
あと、投資分はムダにしたくないけどやってみたいことがある場合。
最初はお金をかけずに少しやってみて、やれそうならお金をつかってみる。
むいてないかなと感じたら辞める。
という風に、まずはお金をかけないで自己投資をあとまわしにする方法もあります。
ただし、お金をかけている方がやる気アップにつながりやすいのでうまく使い分けて行きましょう。
まとめ
貯金はしっかり確保し、どこに何のために自己投資をしていくかは最初の段階で考えておきましょう。
貯金がないということは、これだ!と思ったことがあっても投資するお金がないということです。
タイミングを逃さないためにもある程度の貯金は必要になります。
自己投資をしたらあとは結果が出るまで勉強して継続です。
ここで継続できないと浪費で終わってしまうことも多いので踏ん張りどころ。
ちなみに僕は今まさにその真っ只中です。
行動→失敗→行動、と動きながらだと成長していくのが早いので、何度か失敗をできるだけの余裕が欲しいです。
そのためにも前もって貯金があれば新しい世界に自己投資しやすくなります。
最初からお金を全て自己投資して成功するのはごくわずかな人物です。
「貯金は必要ない、どんどん使え」は経済的には正しいかもしれません。
しかし、個人単位でみれば相当危険な行為です。
勝算があるというのなら話は別ですが、なかなかそこまでのことには巡り会えません。
慎重に行きましょう。
貯金を確保しつつ、自己投資をして成長につなげていくのがいいですよ。
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